
大人も子どもも楽しめるリズム遊び♫
更新日:2021年3月1日
こんにちは。
ピアノ講師のあいです。
今日は、ピアノのレッスンでとりいれているリズム遊びを
ひとつご紹介します。
基本のリズムをすでに修得している生徒さん。
二分音符、四分音符、八分音符、付点などのリズムを知っています。
リズムたたきの教材も、集中して正確にたたくことができます。
この日のレッスンでは、
いつもと反対の方法を使ってリズムを認識しました。
つまり、
「書いてあるリズムをたたく」
のではなく、
「リズムを作って 書き出す」
という流れです。
時間でいうと、レッスンはじめの5分ほどです。
日常の会話、言葉のもっているリズムを使っていくので、
全く難しいことはありません。
題して、《今日の夕飯 何食べたい?♪》
「今日の夕飯なに食べたい?」
「〇〇〇〇が食べたいな〜」
これだけみると、毎日の親子の会話のようですね (^^)
これに一定のリズムをつけて、手でたたきながらいいます。
(動画の例)
で、
◯◯◯◯の部分を即興で、
自分の食べたいメニューや食材をいれて、
4拍にぴったりあてはまるように、リズムを創作します。
これが、とっても楽しいのです。
好きなものを探しながら、どんなリズムにしようかな?
と瞬間的に食べ物のイメージ、言葉、リズムを捉えます。
このとき、脳には瞬時に様々な司令が行き来します。
「食べたいもの」を唱えながら、試しにリズムをたたきます。
そしてきまったら、先程の、
「問いかけ」+「答え」
の形式で、拍にのって続けてみます。
生徒さんの答えがうまくリズムをたたきながら言えたら、
今度は、「問いと答え」の役割を交代します。
このリズム創作遊びを気に入った生徒さんには、
「明日のランチは何食べたい?」
など、変化をつけたり、
3回ほど繰り返して、
まとまりのある歌のようにしたりして、楽しくリズムを意識しています。
さらに、
この遊びにしっかり慣れたら、
「◯◯◯◯」の部分のリズムを
ノートに書き出していきます。
つまり、4拍間のリズムの聴音です。
リズムを歌う、たたくと行為と リズムを音符に書き出す行為は、
実は、脳の全く別の部分を使います。
このリズム遊びでは、
その右脳と左脳の連携が無理なくスムーズにいくようになります。
「身体で体験したリズムを、記録するために楽譜を作る。」
これは、楽譜の本来の役割でもありますね。
このように、
オンラインレッスンでも、演奏の基礎となる、
ソルフェージュの能力、楽譜の読み方を
楽しみながらも確実に身につくよう、指導してまいります。
音楽は、楽しいからこそ身につく!
このリズム遊び、普段の会話に取り入れるのも楽しいですよ!
レッスン時間は、限られています。
ピアノ曲を素敵に音楽的に仕上げることは、もちろん、
・お子さまが自分自身で曲を仕上げられるようになること
・曲のよさを楽譜から読み解くことができるようになること
も大切にしています。
リズムを含むソルフェージュ、楽典の知識はその基礎になります。
楽しみながら修得していきましょうね。
ピアノ講師 あい