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簡易楽譜の作成

更新日:2021年2月20日


こんにちは。


ピアノ講師のあいです。


朝夕はすっかり冷え込んできましたね。

イギリスの秋はあっという間に終わっていきそうです。



今日の気温をみると、最高気温が13度、最低気温が7度。


この気温、なんだか12月のようですね。




先週は、いくつか出来事が重なりました。



スケジュール的には、決して忙しくないはずなのですが、


ルーティーンではないことが重なると、


どうしても時間がかかってしまいます。




あれやこれやと考えると、


手の動きも少し鈍って、また調べ物をして時間がかかったり。




ある程度、効率よく進めたい!

という気持ちと、

時間をかけてじっくり調べて進めたい!



という2つの思いがじわじわと同時に押し寄せてくるこの感じ。

脳内会議が行われます!



真木よう子さんの映画、「脳内ポイズンベリー」を思い出したりして。

(ご存知でしょうか。)





なにかとせっかちな性格だと自覚しているので、


今回も「慌てずじっくり調べる、丁寧に取り組む」に、軍配が上がりました。





具体的に何をしていたかというと、、、



ピアノ楽譜の編曲です。


上級レベルのピアノ楽譜を、


中級レベルに編曲して、見やすく弾きやすい楽譜を作成しています。





楽譜の作成には、専用のソフトがあります。


私は、数年前からFinaleを使っていて、


一通りピアノ楽譜は作れるようになっていますが、


1曲を仕上げるには、ある程度の時間がかかります。




アレンジの工夫はもちろん、音符の打ち込みで淡々とした作業も必要です。


リクエスト頂いた方のためにも、


細かい入力作業も集中して、


できるだけ素早くでも丁寧に完成させて、


お渡ししたいところです。





こちらは、大人の趣味でピアノを弾かれる方からのリクエストです。


【マーラー作曲 交響曲第5番より「アダージェット」】





ずっと演奏してみたかった曲で、


ちょうど時間がとれるようになった今、ご依頼がありました。


映画『ベニスに死す』のメインテーマで有名な曲です。


心が表れるような美しい響きですよね。




原曲は、オーケストラ曲です。


手元には、オーケストラの原曲をできるだけ忠実に


アレンジされた上級者向けの楽譜があります。



これを、曲の雰囲気、魅力を残しつつも、


技術的にも安心して演奏できるよう音を厳選していきます。






編曲のポイントは、


◇譜読みがしやすく


◇確実に弾く音だけを記載する


◇オクターブは使用可能だけれど、多用しない。






この曲は、オーケストラのために書かれた交響曲の第4楽章。


ゆったりとした弦楽器が中心となり、幻想的で優雅な曲調。



もう少し細かいことを(音楽の用語を使って)言います。





オーケストラとピアノ曲の作りの違いについてです。



一点目は、音の持続性です。



弦楽器は、長い音符、ゆったりした曲調でも、


ビブラートと弓の圧力で、音の厚みを継続させることができます。



逆に、


ピアノは、一度打鍵したあと音が徐々に小さくなっていきます。


音がなる仕組みは、打楽器と同じで、音は減衰します。



そのため、


極端に言うと、


コントロールできるのは、打鍵の瞬間のみなのです。






もう一点は、音域です。



複雑な和音、声部の重なりも魅力的なこの曲。



なんと、、、


上級者向けの楽譜は、


曲のクライマックスの数小節が、なんと3段譜に!



人の手は2本、10本の指しかないのに!?


(リストの超絶技巧じゃあるまいし…なんてぼやいても仕方がない。)



この場合は、ペダルを駆使して演奏することができますが、


やはりかなりの技術と練習量が必要なこと、


想像できるでしょうか。



とはいえ、


ピアノは音域が広い楽器なので、


ある程度、音を選択さえすれば、


原曲の響きを残したまま演奏が可能なのです。



そういう意味で、


オーケストラの代わりになるような楽器、「ピアノ」という


立ち位置になっているのですね。




私は、これまで大人の初心者〜中級者の生徒さんを1000人以上みてきました。


ですので、簡易楽譜の必要性は、重々感じています。



ですので、作・編曲の専門家ではない、


ピアノ講師の目線での編曲になります。


オーケストラの厚みのある響きを残しつつ、


運指が複雑にならないように…



今回は、和声の響きを実際にピアノで確認し、


オクターブがぎりぎり届く手の大きさで弾きやすいかどうか、


譜面の顔(パッと楽譜を見た印象)から譜読みがしやすいかどうか、


そして、基本の運指などにも気を配って音を選択しました。




音楽が好きで、憧れのオーケストラの曲を弾いてみたい、

と思う気持ちに寄り添いたい。


そんな思いで、私にできることやっていこうと思うこの頃です。



こちらから、アレンジした楽譜をご覧頂けます。


こちら↓



もし、気になられた方は、


LINEから「アダージェット楽譜希望」とメッセージ頂きましたら、


プレゼントいたします!







今週はこの他にも、


合唱グループの伴奏の再開、

インスタで交流のある学生さんと連弾の音源作成、

新しい生徒さんとのご挨拶など、


ありがたい事に少しずつ動き出しています。


ピアノの対面レッスン、合唱グループの集まりは、


アフターコロナということで、それぞれに対策をしながらの活動です。

また、詳しく書いていきます。




生活習慣がかわるので、スケジュール管理とペース配分を意識して!





最後まで読んでくださりありがとうございます。



ピアノ講師 あい